研究授業でする6年理科「電気と私たちのくらし」の指導書を見ると、全授業時数が14~15時間になっています。
第1次 電気をつくる(4~5時間)
・発電の仕組みや電気の利用について知っていることを話し合う。
・自分たちで発電する方法を考え、モーターを回すなどして、発電できることを 確かめる。(実験①)
・手回し発電機で電気を作り、どのように利用できるかを調べる。(実験②)
・作った電気をどのように利用できるかをまとめる。
第2次 電気の利用(3時間)
・身の回りに、ためた電気を利用している道具があることを知る。
・手回し発電機やコンデンサーなどを使って電気をため、ためた電気を利用する ことができるかを調べる。(実験③)
・電気はコンデンサーなどにためて使うことができることや、光、音、運動など に変換することができることをまとめる。
第3次 電熱線と発熱(4時間)
・身の回りで電気を熱に変えて利用している物を探し、電熱線に電流を流すと、 発熱することを調べる。(実験④)
・電熱線の太さを変えると、発熱の仕方がどのように変わるかを調べ、電熱線の 太さと発熱の関係についてまとめる。(実験⑤)
第4次 電気を利用したおもちゃ(3時間)
・電気の性質を利用したおもちゃを作る。
・電気のはたらきや利用について、学習したことをまとめる。
プログラミングを入れるとしたら、第4次の「電気を利用したおもちゃ」の代わりにできそうです。
ところで、研究授業でプログラミングを入れることは、ストップがかかりそうです。理科部の先生から、時期尚早的なことを言われました。
「今の教科書には、まだ載っていない。」「参観する先生がとまどう。」
のようなことが理由です。
次の指導要領から理科でプログラミング教育を2時間やることになっているというのに、その先行実施がダメだというのが変です。
誰もがまだやってないことをするのが研究授業ではないでしょうか。
多分、指導主事の方自身がプログラミングについて不勉強なのでしょう。自分が指導できないことをやってもらっては困るのだろう。
植松努さんは、「反対する人はやったことがない人」と言っています。
まさにその通りのことが起こり、実感できました。
研究授業でできなくても、プログラミングは取り入れていきますが。
(2017.10.20)