5年理科の「物のとけ方」を始める前に、これからの実験で注意してほしいことを話しました。
特に各班の横についている水道の使い方です。
蛇口を一気にひねると周りに水が飛び散ります。狭い場所ですから、そこでビーカーを洗うと割ってしまいやすいです。
「実験道具がこわれることが多いと、実験の数を減らすことになります。」
消耗品とはいえ、ビーカー1個は数百円しますから、安いものではないです。
さて、最初に、ビーカーに入った2つの水溶液を見せました。
「片一方が、ただの水です。もう片一方には食塩がとけています。」
そして、どちらが食塩がとけた方かを挙手させました。
分からなくて当然なのです。
「このように、水にとけて見えなくなり、透明になった状態をとけるといいます。」
【板書】水にとけるもの
「水にとけて透明になるものをノートにできるだけたくさん書いてごらん。」
5個以上書けた子から、その中から板書されてないものを書くように指示しました。
「今日は、名前は書きません。書いたものに責任を持たなくていいです。」
1)小麦粉 2)アイス 3)あめ 4)カルピスのげんえき 5)どろ
6)ほこり 7)チョコ 8)絵の具 9)塩 10)ミョウバン
11)ドライアイス 12)カプセル 13)ティッシュ 14)おやつづくりの粉
15)薬 16)さとう 17)かたくり粉 18)氷 19)粉末スープ
20)歯みがき粉 21)こな薬 22)強力粉 23)こしょう 24)みそ
25)じょうざい 26)花ふん 27)洗ざい 28)砂糖 29)ほう酸
30)土 31)わたあめ 32)食用色素 33)マシュマロ 34)着色剤
35)メダカのエサ 36)入浴ざい 37)きな粉 38)お茶づけのもと
39)小麦粉 40)インスタントスープ
2クラス分の板書されたものを混ぜて紹介しました。
まずは、分からないものを質問させ、分かる子に説明させました。
ミョウバンやホウ酸を出す子は、塾で習っているのでしょう。
次に、水にとけて透明になるものに挙手をさせながら、それが○か×かを検討していきました。
時間を置いて沈んできたら混じっているだけでとけていません。
色がついても透明であれば、とけたといえます。
その後、水に食塩をまぜてとかせて気付きを書かせていきました。
この後の展開は、教育考現学のホームページに詳しく書いてあるので、参考にしてください。
(2017.10.27)