つなぎ言葉の授業展開

「つなぎ言葉(接続語)」の授業展開です。

1)【板書】①部屋が暗かった。
2)「女の子は、どうすると思いますか。」 ・電気をつける。
3)【板書】①部屋が暗かった。(   )、明かりをつけた。
4)「(  )には、どんな言葉が入りますか。」 ・だから。 ・それで。
5)【板書】①部屋が暗かった。(だから)、明かりをつけた。
6)同じように、次の例文を扱っていく。
7)【板書】②雪がふった。(しかし)、積もらなかった。
8)【板書】③みかんはおいしい。(それに)、えいようもある。
9)『新しい国語 四下』(東京書籍)のP.38を開かせる。
10)「▽の問題を解きます。(  )には、「だから」「しかし」「それに」のどれかを入れましょう。」
11)発表させていく。(「しかし」「それに」「だから」の順が正解。)
12)「①の文は、だから以外にどんな言葉が入りますか。」 ・それで。
13)【板書】だから・それで・そのため など
14)「これらのつなぎ言葉は、何を表しますか。」
15)難しいので、手が挙がらなかったら、すぐに教師が答えを言う。
16)「前の文を理由とする文が、次に来ることを表します。」
17)「②の文は、しかし以外にどんな言葉が入りますか。」 ・でも。 ・けれども。
18)【板書】しかし・それでも・でも・けれども など
19)「これらのつなぎ言葉は、何を表しますか。」
20)・前の文の反対の文が、次に来ることを表しています。
21)「前の文と反対になるような文が、次に来ることを表します。」
22)「③の文は、それに以外にどんな言葉が入りますか。」 ・さらに。 ・また。
23)【板書】また・そして・しかも など
24)「これらのつなぎ言葉は、何を表しますか。」
25)・前の文に付け足すことが、次に来ることを表しています。
26)「前の文に、後ろ文を付け加えることを表します。」
27)「「しかし」や「だから」のように、前の文と後ろの文のつながり方をはっきりさせる言葉を、つなぎ言葉といいます。」
28)【板書】つなぎ言葉(学年によって「接続語」という言い方も教える。)
29)「①②③の文以外の表し方をする接続語を知っていますか。」
30)・つまり。 ・例えば。 ・ところで。
31)【板書】今度の祝日は、デパートに行きますか。それとも、公園に行きますか。
32)「つなぎ言葉は、何ですか。」 ・それとも。
33)「このつなぎ言葉は、何を表していますか。」 
34)・前の文と別の提案の文が次に来ることを表しています。
35)「前の文と後ろの文をくらべたり、どちらかを選んだりすることを表します。」
36)「「それとも」以外に、どんなつなぎ言葉が入りますか。」 ・または。
37)【板書】それとも・あるいは・または など
38)次の2文も同じように扱う。
39)【板書】今年も決勝戦で敗れた。つまり、二年連続で二位ということだ。
40)    前の文についての説明を表す。
41)    つまり・要するに・例えば など
42)【板書】この話はここまでにしましょう。では、明日の牧場見学の話をします。
43)    話題を変えることを表す。
44)    では・ところで・さて・いっぽう など
45)「「しかし」や「だから」のように、前の文と後ろの文のつながり方をはっきりさせる言葉を、何といいましたか。」 ・つなぎ言葉。
46)【板書】(イラスト提示)雨がふりそうだ。(  )、かさを持っていく。
47)「( )に、どんなつなぎ言葉が入りますか。」 ・だから。 ・それで。
48)「この女の子に聞きました。「なぜ、かさを持っていくの?」と。女の子は何と答えたでしょうか。」 ・雨がふりそうだから。
49)(かさを持ってないイラスト提示)「さっきの絵と何が違いますか。」
50)・かさを持ってない。
51)【板書】雨がふりそうだ。(                )。
52)「この続きを書いてごらん。」 ・数人、発表させる。
53)【板書】雨がふりそうだ。(しかし)、かさを持っていかない。
54)「この女の子に聞きました。何って聞けばいいですか。」
55)・なぜ、かさを持っていかないの。
56)「女の子は何と答えたでしょうか。」 
57)・すぐ帰ってくるから。 ・ぬれても平気だから。
58)「女の子が何でかさを持っていかないのか、この文だけでは分かりません。」
59)「「だから」の文と「しかし」の文では、物語としてはどちらが面白いですか。」
60)・「しかし」の文。理由が気になるから。
61)【板書】(イラスト提示)徒競走のとき、必死で走った。(  )、二位だった。
62)「( )に、どんなつなぎ言葉が入りますか。」 ・だから。 ・しかし。
63)(  )に「だから」を入れる。
64)「この女の子に聞きました。「なぜ、二位だったの?」と。女の子は何と答えたでしょうか。」 ・必死で走ったから。
65)「二位になった感想も聞いてみました。女の子は何と答えたでしょうか。」
66)・うれしい。 ・よかった。
67)(同じイラスト提示)「さっきの絵と何が違いますか。」 ・同じ。
68)「つなぎ言葉に「しかし」を入れてみました。女の子に何を聞きたいですか。」
69)・なぜ、二位だったの? ・二位になった感想は?
70)「「なぜ、二位だったの?」に、女の子は何と答えたでしょうか。」
71)・足をけがしてたから。 ・元々足がおそいから。
72)「「二位になった感想は?」に、女の子は何と答えたでしょうか。」
73)・くやしい。 ・残念。
74)「「だから」の文と「しかし」の文では、物語としてはどちらが面白いですか。」
75)・「だから」、努力が実っているから。 ・「しかし」、理由が気になるから。
76)「5年の国語で学習する椋鳩十の「大造じいさんとがん」です。」
77)簡単にあらすじを話す。
78)【板書】大造じいさんは、ぐっと、じゅうをかたに当てて、残雪をねらいました。
79)「この後、大造じいさんは、どうしたでしょうか。」
80)・うった。 ・うたなかった。
81)「つなぎ言葉は、「が」です。」 ・うたなかった。
82)【板書】(     )、また、じゅうを下ろしてしまいました。」
83)「大造じいさんは、なぜうたなかったのでしょうか。(  )に書いていますか。」
84)・書いてない。
85)(  )に「何と思ったか」を入れる。
86)「大造じいさんが何を思ったかを探るのも、物語を読む面白さですね。」

 授業展開が5ページにもなるとは、思っていませんでした。

(2017.10.28)