火山調べと嬬恋村の出来事

 地震調べに対して、火山調べは調べる項目が違ってきます。

1)火山の名前(都道府県)
2)いつ噴火したか。
3)何が起こったか。(例:溶岩が流れた、火山弾が飛んできた など)
4)被害(死者、負傷者など)
5)そのほか。

 調べる項目を教えた後、TOSS岡山サークルMAKの津下哲也氏の道徳授業「命の大切さ」を追試しました。(2007.11.22考現学P.4957~4965参照。)
 道徳ではなく、理科授業の一環として、火山調べの例示として授業したのです。

1)火山の名前:浅間山(長野・群馬)
2)いつ噴火したか:1783年
3)何が起こったか:泥流
4)被害:嬬恋村では477人が泥流で亡くなった。
5)そのほか:鎌原観音堂に逃げた93人だけが助かった。

 上記の授業では、「火山が噴火したときどうしますか。」だけでなく、「余命3ヶ月と告げられたら、残り3ヶ月をどうすごしますか。」や「なぜ自殺するのでしょうか。」などの理科とは関係ない問いも出します。(そのほか、として。)

(2017.11.11)