文法に関する授業を教科書と関係なく作りたくて、ネタを集めています。
蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語3』(2012.3メディアファクトリー)は、日本語学校での出来事をマンガにしたものです。全4巻で、どれも面白い。
ある日、生徒のダイアナさんが腹痛で倒れ、救急車で運ばれました。その時、日本語学校の教員が付き添い、医者の通訳をします。
通訳といっても、教員は日本語でダイアナさんに話しかけます。
日本語が通じると思って、医者がダイアナさんに話しかけてみるのですが、全く通じません。
日本語を学び初めの外国人に分かる日本語と分からない日本語があるのです。
【通じない日本語】
「どうされましたか?」「腹痛と伺いましたが心あたりは?」
【通じる日本語】
「どこが痛いですか?」「ダイアナさん、朝、何を食べましたか?」
外国人にわかりやすい日本語のコツは、次の4つだそうです。
1)「です」「ます」で話す 2)漢語ではなく和語を使う
3)過度な敬語は使わない 4)文章は短く
小学生相手にも上記の話し方を意識した方がよさそうです。
(2017.11.20)