電気と私たちのくらし・教材観

 6年理科・研究授業「電気と私たちのくらし」の教材観です。

 本単元では、次の4点について学習する。
 ①電気は、作り出したり溜めたりすることができること。
 ②電気は、光・音・動力・熱などに変えることができること。
 ③電熱線の発熱は、その太さによって変わること。
 ④身の回りには、電気の性質や働きを利用した道具があること。
 本学年の児童は、3年で電気を通すつなぎ方や電気を通す物が何かを学び、4年で乾電池の数やつなぎ方で豆電球の明るさやモーターの回り方が変わることや光電池でモーターを回せることを学び、5年で鉄心を入れたコイルに電気を流すと電磁石になることを学んでいる。
 4年の乾電池の数・つなぎ方を変えることは、今回の手回し発電機やコンデンサーの数・回し方を変えることに共通している。
 5年でモーターが磁石と電磁石の性質を利用した物であることを児童は学んでいるが、モーターを回すことで電気を作り出すことまでは知らない。
 本単元では、電気の性質や働きを利用した道具の一つとして、信号機を取り上げる。信号機が電気の力だけでなく、パソコンで組んだプログラム(命令)で動いていることを実験・製作を通して学習する。

(2017.11.29)