『Associe2017.12』に駿台予備学校世界史科講師・茂木誠「ニュースの「なぜ?」が丸わかり~歴史教養講座~」という連載があります。
今回のタイトルは、「「AI」は人類を変える?」です。
実はAIがもたらすのと同じ社会構造が、古代ギリシャで実現していました。仕事の多くを「奴隷」に任せていたため、「自由民」には余暇の時間が有り余るほどあったのです。同様の状況は、AIの進化が将来もたらす社会でも、きっと起こるでしょう。(中略:荒井)
「時間がある」ということは、人間や社会に「成熟」をもたらす格好の機会になります。もしかすると、AIは日本に新たな社会概念をもたらし、世界史に残るような「日本哲学」を生み出す可能性もあるのです。
AIによって、有り余る時間が生まれるというのです。
現在、私は理科専科で、担任と比べると時間に余裕があります。そのすき間に、理科とは関係ない国語や道徳の授業を考えたり書いたりできています。
目の前の子どもたちへの教育的行為は、当然、教師の仕事として必要です。
でも時間に余裕があれば、自分の教育的知識や技術を他の教師に分かち伝えるための活動もできるわけです。
教師の余剰時間を増やすことが、教育界の豊かさに繋がるかもしれません。
(2017.11.30)