譲り合うならサッとする

 大仏造りの3時間目の授業です。
「なぜ、大仏は作られたのか。」と板書、ノートにも書かせました。
 理由が言える子に立たせて発表。伝染病・貴族の反乱・凶作・仏教による政治などの理由が出されました。
 関わった人として、聖武天皇と行基を紹介し、710年の平城京遷都から752年の大仏完成までの主な出来事を板書し、ノートに写させていきました。
 その後、『人間日本史』のビデオを大仏完成まで見せていきました。
「大仏づくりを人々はどう思っていたか。」で聞くと、
 賛成14人、反対10人でした。
 指名なしで理由の発表をさせていきました。言いたい子が多く、立って譲り合うのに時間がかかっていました。
「どうせ譲るんならサッと譲る。」
 立った2人がどちらも譲らず、いつまでも立ってる時は、
「今、待っている間に、2人とも発表できたと思いませんか、みんな。」
と、全員に声をかけました。
 自分が先に発表したいという思いを自制しないと、発表にたくさんの時間をとれないわけです。そこの点を学ばせていきたいのです。

(2010.6.4)