『週刊新潮2018.2.15』で、和田秀樹氏が「絶対に失敗しない「塾選び」と「親の関わり方」」を書いていました。
小学校低学年では、子供を勉強嫌いにさせないことを最も優先したい。勉強が嫌いになる理由には二つある。一つは、授業がわからないから。小学校ではクラスの生徒全員に向けて、まったく同じ教え方をするので、その授業についていけない生徒がどうしても出てくる。そして、いったんわからなくなると、子供は「自分は頭が悪い」と思い込んでしまう。二つめは、できないから。いまはゆとり教育の影響もあって、先生は学力の低い子に合わせて説明する傾向にある。だから授業は理解できるが、テストになると結果が出ない。そんな場合がある。
授業がわからない場合は、親がわかるように教えても、わかりやすく教えてくれると評判の塾に通わせてもいい。一方、できないのは練習量の不足が原因。公文式のように練習量で学力を伸ばす塾に入れるといい。
わからないこととできないことでは、対策が違うわけです。
「わかる」「できた」という体験を重ね、「自分は頭がいい」と思い込んでもらえればしめたもので、そうなれば勉強嫌いにならない。子供はうぬぼれるくらいでちょうどいいのだ。
できるだけ、学校の授業の中で、わかるできたを体験させたいものです。
(2018.2.9)