学級を安定化させる3つの条件

『学力研の広場』3月号の特集テーマは「学級を安定化させる学力づくり・授業づくり」です。なぜ、このテーマにしたかといえば、私が講座で「学級を安定化させる国語授業の組み立て方」をするからです。(まさに職権乱用です。)

 落ち着いた学級、安定化された日常は、日々の学力づくりや授業づくりによって支えられているのではないでしょうか。例えば、国語では音読・漢字練習・教材の読み取り・作文など、同じことを毎日、くり返して行います。そのことが、学級の安定化に寄与していると思うのです。算数のできる・できない、分かる・分からないも、学級の安定化に影響を与えているようにも思います。
 学級を安定化させるための学力づくりの手立てや、授業の流し方などを教えていただければ、助かります。

 金井敬之先生の原稿の冒頭は、次の通りです。

 学級が「安定化」する条件は3つあると思っています。
 まずは、学力格差が少ないことです。つぎに、同じことを継続して取り組むことです。そして、3つめは教師の指導が一貫していることです。

 この考え方に、私も賛同します。
 この3つの条件を満たすのは、実は結構、大変です。いろんな所へ学びに行く人は、指導の一貫性にぶれが生じる可能性もあるのです。

(2018.2.10)