「器」と「機」の違い

 6年理科「電気と私たちのくらし」にある「電気は、光、音、運動などに変えて、利用することができます。」を読ませてから、
【板書】①電気→光
「電気を光に変えて利用しているものを書きましょう。」と指示しました。
 列指名で発表させ、次に「②電気→音」を板書し、ノートに書かせて列指名。「③電気→運動」も同じように扱いました。
【板書】④電気→熱
 発表で出たのは、「湯わかし器、トースター、ストーブ、アイロン、ドライヤー、コタツ…など」、わりかし出るものです。湯わかし器の「器」は「機」ではないか、という意見も出たので、放課後調べてみると、「湯わかし器」でした。「器」と「機」について調べたところ、光村図書のホームページに、「器」は比較的単純な原理で変化を起こすもの、「機」は細かい細工を施して動くようにしたもの、だそうです。
 さらに、『国語』の教科書には、「器」を使うものとして「食器・楽器・核兵器・補聴器、「機」を使うものとして「ゲーム機・洗濯機・電話機・飛行機・風力発電機」が出てくるそうです。「核兵器」が単純な原理で変化を起こすものというのに、びっくりしました。

(2018.2.13)