今年の夏に書く本について、頭の冴えてる朝の時間を使って、もう一度考えてみよう。現在時刻、3時47分である。
「教師ほど楽な仕事はない~教師生活を楽しく送る方法~」というテーマは、少し奇をてらいすぎてるかもしれない。
もっと自分のできることを誠実に書くしかないように思う。
そして、自分はしてるけど、他の人はしないような考え方や行動を見つけていかなくてはいけないと、思う。
例えば、私はたまに子どもに電話することがある。
「もしもし、新北島小学校の荒井ですが。」
「○○ちゃん、いてますか?」
「リコーダー見つかった?」
「今から、ランドセルの中、入れておいで。」
リコーダーを3日間続けて忘れた、宿題をまったくしてこない、などで、たまに私は子どもに電話する。子どもに電話するんであって、親にそのことを話すのではない。
親に協力を求めるべきなのかもしれないが、忘れ物も宿題も、子どもが自分の責任ですべきことである。また、親に言うと、その場で子どもが叱りつけられる場合が、多い。
この前のことだが、漢字の宿題がたまっている子がいた。
漢字は新しいのを毎日2字教える。子どもは、漢字1つについて、練習で1行(覚えるまで書く…しかしほとんどの子が1字しか書いてない)、次2行は漢字ドリルにのってる文写しで、合計3行しか書かない。
だから、たいていの子は、学校で漢字の宿題が終わってしまう。
今回は、カードを使っていて、そのカードによって、どの漢字をやったかやってないかわかるので、あまり宿題の点検をしてこなかった。
すると、いつのまにか、ある子はやってない漢字が50こ以上あったのである。「今日、家でいくつやってきますか。」
「う~ん、と15字。」
「何時ぐらいに、できてるかな?」
「う~ん、8時ぐらい。」
「じゃあ、先生8時に電話するわ。」
そして、夜8時に私はその子に電話するのである。
いいかわるいかは別で、ここまでする人は、あまりいないかもしれない。
そのほか、子どもとのつきあい方なんかも、書いてみたい。
ただし、読む人にとっては、あまり参考にならないかもしれない。
まあ、自分のありのままを出していくしかないのだ。
(1998.7.4)