5時間目は、あるクラスの算数でした。
そのクラスの先生は、昼から休みをとって、帰られました。
算数が終われば、私が子ども達を帰すだけです。
帰る用意をさせ、全員起立させました。
教室の中に、いくつかゴミが落ちています。
『さようならしたら、一人ゴミを5こ拾ったら帰っていいです。』
そして、さようなら。
子ども達は、いさんでゴミひろいをします。
『落とし物も1こと数えていいです。』
ゴミひろいをさせるのは、落とし物をなくすためでもある、ということを以前向山氏がおっしゃっていました。
「こんなに拾った。」と、見せにくる子もいます。
細かいゴミを拾う子もいます。
目的がはっきりしているから、行動もとても迅速です。
ゴミの落ちていた教室は、あっという間に、きれいになりました。
後をまかされた私としては、ホッとできる状態です。
教育技術は、いつでも、私を助けてくれます。
(1999.7.8)