学校で、国語科研修会がありました。講師として、大阪市教育センターの山下敦子先生が来られました。
役に立ちそうなヒントをいくつかいただいたので、以下の列記します。
①「ごんぎつね」と「手ぶくろを買いに」では、どこかどう違うかを考えさせる。
(対比させることで、ごんぎつねの世界が見えてきそうです。)
②「読むこと」からの連想。雑誌・新聞・物語・絵本・図鑑・看板・チラシなど。
(学校の教科書や図書の本を読むだけが、「読む」ではない、ということ。)
③ 朗読をさせる時に、ゆっくりした音楽をバックに流すと、子どもの読むもゆっ くりしたものになる。
(自分が読んでない時も音楽が流れるので、あせって読み急ぐ必要がないから。)
④ 音読で習熟度別に分ける。(一人一人の音読練習を保証できる。)
⑤ たどたどしく読む子には、一息で読ませる練習をさせる。
⑥『No,David!』という絵本が面白い。
特に①の対比的に読ませる方法を学べたのは、よかったです。
「ごんぎつね」と「手ぶくろを買いに」は、どちらも新美南吉の作品で、しかもきつねが出てきます。でも作品としては、まさに対極にあります。しかし、根底に流れる、きつねと人間とのふれあい、というようなテーマはありそうです。
(2008.7.2)