全員が一度は百点を

「1学期をふりかえって」というプリントを毎回、懇談用に子ども達に書かせています。「2学期にがんばりたいこと」という項目の中で、ある女の子が次のように書いています。

テスト(漢字をのぞいて)で、一回でもいいから満点に、なりたい。

 この子のテストの点数を見てみると、国語は110点満点で93・103・94、算数は92・80・66・90、理科は90(1枚しかしてない)、社会は90・60・80・86となっています。けっして、悪いわけでもないし、いつもいい、というわけでもないです。
 おとなしい子なんですが、そういう子でも、「一回でもいいから満点になりたい」と思うわけです。
 今のクラスでは、100点(満点)をとる子がぞろぞろいます。
 私は90点以上の点数は、読み上げていきますから、そういうことが「百点をとりたい」意欲をかきたてるのかもしれません。
 1年間の中で、クラスの一人一人全員が、一度でも満点をとれば、パーティーをしてもいいな、と思います。

(2001.7.10)