明日から6年の社会の授業が始まります。「江戸幕府の政治と人々のくらし」からです。まずは「きびしい大名統制」について教えていきます。
ここで、何を教えないといけないか、また、何を教えたい列挙してみます。
①大名とは何か。(1万石以上の領地をもつ武士)、大名が治める領地を藩(かきね)。
②武家諸法度の項目についてと、それが決められた理由。(大名統制のため)
③参勤交代と大名行列につて考える。(いかに費用がかかったか。)
ここまで書くなかで、授業展開が見えてきました。
①板書:江戸幕府による大名支配
→1万石以上の領地(藩)をもつ武士
②教科書の「おもな大名の配置と街道」の色ぬりをさせ、気付きを書かせる。
(御三家を赤、親藩・譜代大名を青、外様大名を緑。)
③列指名による気付きの発表。
④板書:武家諸法度 ・大名は、1年おきに江戸に住むこと。(参勤交代)
・大名の妻子は、江戸で生活すること。
・城を新しくつくってはいけない。修理は届け出ること。
・大名は、かってに結婚してはならない。
・大きな船をつくってはならない。
⑤武家諸法度のそれぞれの項目は、なぜそう決められたのかを考えさせる。
⑥大名行列の絵を見て、気がついたことを書かせ、発表させる。
⑦参勤交代がいかに費用がかかったかを確認する。
⑧(時間があれば)大名行列クイズを出す。
この展開では、教科書でとりあげられている徳川家光が全く出てきません。
武家諸法度が最初に出された時、家光は将軍ではありませんでした。家光の頃に、参勤交代の制度が考えられましたが、それはたまたま、その時に家光が将軍であっただけで、すでに計画は立てられてたと考えられています。
でも、テスト対策として扱う必要はあるのでしょうね。
(2007.9.4)