原田さんに頼まれている2年生の原稿を書いていきます。
《ねらい》様々なテーマで作文を書かせることによって、作文に慣れるとともに、やがて自分でテーマを見つけて書けるようにすることができます。
《すすめ方 様々なテーマで作文を書かせる》
「家の人しょうかい」や「今まで一番たのしかったこと」など、様々なテーマで作文を書かせていきます。
毎日であれば、50字程度のミニ作文を書かせていきます。
1週間に1回なら、原稿用紙一枚分ぐらい書かせます。
【テーマ例①「大きくなったらやりたいこと」】
大人になったら、かんごふさんになりたいです。かんごふさんになって、おかあさんのびょうきをなおすんです。ちゅうしゃをうったり、てんてきとかをするんです。わたしはおかあさんがだいすきです。だからおかあさんがいたくならないようにするんです。
【テーマ例②「かぞくしょうかい」】
ナナはいつもほえています。おとうとのりょうまはいつもとしうえにむかって、もんくを言います。おかあさんはいつもいっしょうけんめいしごとをがんばっています。おとうさんもいつもいっしょうけんめい、ふくを作ったりしています。
いつもナナはハウスにはいるといつもほえたりほえなかったりします。おとうとはいつもようちえんからかえってくると、いつもにこにこしています。ぼくはがっこうからかえるとナナのさんぽをしています。あさは、おかあさんがいってます。ひるは、ぼくがいってます。よるはおとうさんがいってます。
様々なテーマで書かせることによって、子どもの色々な面を知ることができるのが、とてもいいです。
《成功のポイント 毎日もしくは毎週必ず続ける》
毎日もしくは毎週するということが大切です。
明日もある、来週もある、と思うことで、子どもの中に作文への意識が育てられます。
あとは無理にたくさん書かせようとしないことです。
「このテーマは少ししか書けないけれど、次のテーマではいっぱい書いてくれるかも」と思うぐらいでちょうどいいのです。
《こんな場合は どうしても書けない子には》
他の子の作文を紹介していきます。それでも書けない時は、教師が質問し、その答えを書かせていくのです。
「夏休みに何したい。」「ゲーム。」「夏休みにはゲームをしたいです。と書いてごらん。」というように。
毎日すれば、その内、書けるようになるものです。
(2006.7.26)