よく考えられた説明文の構成

 中村桂子の説明文「生き物はつながりの中に」は、読めば読むほど、構成がよく考えられていることに気付きます。
 まず第1段落で、課題を提示してます。「生き物の特徴とは何か」です。
 第2・3・4段落を通して、「外から取り入れたものが自分の一部になる」のが生き物の特徴であることを語っています。
 第5段落では、「変化・成長しながら、一つの個体として時間をこえてつながっている」のが生き物の特徴であることを語っています。
 第6段落の書き方は多少不十分ですが、「長い長い生命の歴史があったから生まれた」ことが生き物の特徴といえそうです。ここだけ、「生き物の特徴」という言葉出てきません。
 第7段落は、第2~6段落のまとめであり、第1段落の答えとなってます。
(厳密に言えば、第2~7段落が、第1段落の答えということにもなります。)
「生き物は、外の世界とつながり(①)、一つの個体としてつながり(②)、長い時間の中で 過去との生き物たちとつながる(③)というように、さまざまなつながりの中で生きていることが分かりました。」
 ①が第2~4段落、②が第5段落、③が第6段落に書かれたことです。
 そして第8段落が、筆者の主張となっているわけです。(2010.5.22)