「生き物はつながりの中に」の5段落と6段落の大切な一文を検討させました。
今回は、ノーを使わず、数回の音読後、一文に線を引かせ、一人の子を司会に任命し、話を進めていきました。
意見が大きく分かれたのが、第6段落でした。
次に、生まれ方を見てみましょう。ロボットはだれかが組み立てて作ったものですが、本物のイヌを作ることはできません。イヌは、母イヌから生まれます。あなたも、両親があり、お母さんから生まれました。そして、両親もその両親、つまり、あなたのおじいさんとおばあさんがいたから生まれてきたのです。こうしてたどっていくと、地球上の生命の始まりにまでさかのぼれます。チロもあなたも、長い長い生命の歴史があったからこそ生まれたのです。どんなによくできたロボットでも、このようにして子孫を残すことはできません。
五文目(そして、両親も~)を選んだ子の理由は、「つまり」というまとめる言葉があるからです。八文目(どんなによく~)には、「このように」というまとめる言葉があるからです。これまで、まとめる言葉がある文が一番言いたい文であったからです。(でも、これは文中にあります。)五文目は人間のことだけ、八文目はロボットのことを言っているので違うことを告げ、六文目(こうして~)か七文目(チロも~)かを検討しました。(どっちも正解と言えるのですけど。)(2010.5.24)