教科書も資料集にも、信長の兵農分離のことはいっさい書かれていません。
でも、兵農分離こそが、信長・秀吉・家康とつづく天下統一にとって、最も重要なキーワードになっていくのです。
【兵農分離のいいところ】
・武士にとっては農民にころされないからいい。
・農民にとっていい
・農民は、畑仕事に集中できるようになる
・戦う人がとてもつよかったらとても心強くなる。
【兵農分離のわるいところ】
・戦う人が減った。
・人数がたりない時にこまる。
兵農分離のいいところで、子どもから出なかったのが、「いつでも戦える」ということです。農民兵で組織された戦国大名は、秋の刈り入れ時に戦争はできません。でも、信長はいつでも戦争ができます。いつでも戦争ができるところと、戦争ができないときがあるところが戦えば、自ずと信長の勝利へとなっていきます。でもそれゆえ、武士は戦うことしかできない存在へなっていくのです。
そこから秀吉の朝鮮出兵があり、家康の組織作りがあるわけです。
(2011.7.9)