応用行動分析学とは

 昨日、出張で長居小学校に行きました。
 クラスの中に、ことばの教室に通っている子がいるので、通級指導に関する学習と連絡会があったのです。
 その会の中で、ことばの教室を担当している米田隆生氏が、ABA(応用行動分析学)に関する演習をされました。
 直前の状況(A)、子どもの行動(B)、直後の状況(A)
 授業中(A)、子どもが勝手なおしゃべりをしてた(B)、注意したが、しばらくするとまたおしゃべりした(A)。
 この場合、注意するという働きかけは、効果がなかったことになります。
 この注意の代わりに、「授業中に話すときは手を挙げなさい」と代替行動を教え、その子が「手を挙げて発言した(B)」なら、すぐにほめます。そのほめられたことで、手を挙げて発言する行動が強化されていくのです。
 これが、応用行動分析学の一手法なのです。
 行動に対してほうびを与えるのが強化、行動に対して反応しないのが消化、行動に対して嫌なことを与えるのが罰。強化と消化だけで十分だといいます。
 この夏休みの自分の研修として、応用行動分析学を学び、2学期からの学級指導に活かすことにしました。

(2013.7.20)