江戸時代の身分制度

 6年社会「江戸時代の身分制度」を授業しました。

①板書:9/12(水)教P.60~63 資P.58~59 江戸時代の身分制度
②□を書かせ、真ん中に横線を引かせる。
③「江戸時代、男と女では、どちらが上に立っていたでしょうか。」
④△を書かせ、右図のように線を引かせる。
⑤「江戸時代の身分を表したピラミッドです。
  武士・農民・町人、それぞれどこに入りますか。」
⑥資料集を元に、この当時の農民・武士・町人の人数を計算する。
 (武士224万人、町人192万人、農民2688万人)
⑦それをクラスの人数の割合で表して示す。
 (武士2人、町人2人、農民27人)
⑧農民統制のために、五人組制度が考えられる。 板書:五人組…共同責任
⑨(慶安の)お触れ書きの連れ読み 板書:1643年おふれ書き→
⑩「あなたが農民なら、お触れ書きを出されたら、どうしますか。」(→に書く。)
⑪農民の農作業の様子を描いた絵を配布。気がついたことを書かせる。
⑫3つ書き、板書した子から、絵に色をぬる。
⑬板書の発表(絵に農具の名前を書き込んでいく。)

②~⑤の展開は、松崎力「将軍と身分制度 同和教育全発問指示」(Toss№1143110)の実践から取り入れました。
「あなたが農民なら、お触れ書きを出されたら、どうしますか。」
 従わない・無視する・やってる振りをする、というのが半数近く。
 黙って従うが数人。相談する・一揆を起こすも数人。
この部分は、森竹高裕「江戸時代の農民のくらしを考える ~慶安の御触書~」
(静岡教育サークルシリウスhttp://homepage1.nifty.com/moritake/)より追試。
農作業の絵は渡辺栄二『「社会科資料」を読み取る力を鍛えるワーク』(明治図書1993.10.25)のを使いました。

・いやいややっている(乾)         ・機械を使っている。(舩倉)
・さぼっていない。(久田)         ・ぼうで米をついている。(田中)→からさお
・めいれいされたことをしている。(糸井)  ・こなをまいている(中野)
・千歯こきをつかあってる(藤本)      ・なにかをまわしている(神谷)→とうみ
・高そうな機械を使っている。(石田)    ・屋根がわらでできている。(上田)
・木製の機械をつかっている(山本)     ・機械みたいなのがある(平瀬)
・きてるふくがダサい。(石丸)       ・だるそうな人がいる(早川)
・男と女の服そうがちがう(宮田)      ・たのしそう(大杉)
・ペアでやっている。(荒田)        ・たねをまいている(三宅)

 農民が意外と豊かだったことを話して授業を終えました。

(2007.9.12)