『小学社会6年下』(大阪書籍2005年検定)のP.3に、ある言葉が3回くり返し出てきます。
「家や店などのほかに、いろいろな公共しせつもあるんだな。」
「地域にある公共しせつは、どのようにして建設されたのかな。」
地域の公共しせつの建設について調べましょう。そして、人々の願いと政治のはたらきが、どのように結び付いているのかを考えてみましょう。
どの言葉か分かりましたか。そう「公共しせつ」です。
【公共施設】国や地方公共団体が運営・管理する諸施設。
【地方公共団体】国内の一部の区域とし、その区域内に居住する住民に、法律の範囲内で自治的に支配権をもつ団体。
(『日本国語大辞典』)
教える前に、言葉の定義をきっちりと教える側が把握しておく必要があります。
地方公共団体とは、区役所や市役所などを指すのでしょう。
授業の流れとして、2つ考えました。
公共施設の定義を教えてから、公共施設と思えるものをあげさせる。
公共施設と思えるものをあげさせてから、公共施設の定義を教える。
教科書には、公共施設の定義がないので、むしろ、公共施設と思えるものをあげさせてから、公共施設の定義を考えさせてもいいかもしれません。
(2008.1.9)