犬が来なかったら

「注文の多い料理店」終盤の発問と、それに対する子どもたちの考えです。

「犬が来なかったら、紳士はどうなっていたでしょうか。」
【ドアをつぶしてにげた】
・犬が来て、一個ずつ犬に戸をやぶっていって、外に出られたと思うから。
【その場でずっとふるえたり泣いたりしていた。】
・塩をもみこまなかったし、気づいてへやに入らなかったから
・食べれらるのがいやで、こわかったから。
【戸の中をすすまず、戸の中でふるえていた。】
・二人の紳士は、親分に食べられると思って、こわくなってふるえていた。
【たべられてなかった。】
・犬がもうむりとおもったから。
【たぶん親分は山ねこだから、紳士に食べられる。】
・山ねこが人間に勝つはずはない。
・はやくご飯がたべたいからドアをあけて食べられていた。
【親分は本当はいなかったから食べられなかった。】
・ドアがあかなかったから(A)
【食べられた】
・後ろの戸は開かないということは、にげられないから、結局は食べられるはめになったと思う。
・にげばがないから、もうあきらめた。
・親分が食べる準備をしていたから。
・白くまのような犬は、死んだけど、いきかえって、犬が紳士の事がすきだから、レストランに来て、たすけてくれた。
・紳士は泣いていたし、親分はおなかがすいてたから。
・死んだはずの犬がきたから。
・店の名前が山ねこけんだから、山ねこが親分だと思う。ずっとあのままおったら、山ねこの親分が来て、もうそのままむりやり食う。
・犬が戸を開けなかったら、店が消えなかったから。
・犬が来なかったら、つかまえられて食べられていた。
・ドアを破ろうとしても、鉄砲がないから。
・ほかの人もやかれてるから。
・食べられて料理にされるから。
・にげられなくて、食べられていたから。
・犬が来なかったら、戸があかないから。
・犬が来なかったから。
・犬がこないならよばれて食べられた
・専門のりょう師も見つけれなかった。
・もしずっと戸の中に入らなかったとしても、そこで何も食べれなかったら死んじゃうからそこで食べられる。
・犬がこなかったら、戸が開かないままだから。
・あとかたもなくたべられたら、その山で、おらんくなったからゆくえふめいになる。
・にげれないから
・犬がこなくてレストランがきえてなかったら食べられてた。
・ドアに「おなかにお入り下さい」と書いてあるし、「真っ白なお皿にのせるだけ」と書いてあったから。
・犬がこなかったら戸があいてなかったから。
・犬が助けてくれなかったら、青い目玉の人が部屋につれこんで親分のごちそうにされていた。
・犬が戸を破って、かぎあなの目玉はたちまちなくなったから。

 発問に正対してない答えも多くあります。
 1人だけ(A)、「親分は本当はいなかった」と考えてる子がいます。私もそう考えてます。子分と思われる二人が親分に話しかけてるけれど、それがだましだと考えた方が、お話としては面白いです。紳士たちは、二重にだまされていると考えられるからです。

(2012.11.16)