立松和平の「海の命」の学習に入りました。
今日は、全文を範読し、子ども達には、感想と作者の言いたかったことを書かせました。
今後の授業の中心は、全編に出てくる色を調べ、どの色がこの物語にとって、一番重要な色なのかを検討することです。
ただ、その検討を深みのあるものにするために、全文をもっと読みこなさせなくてはいけません。
家で自主的に音読してくる子は、ほとんどいないでしょう。
授業の中で、話のまとまりごとに音読練習をし、1つの発問を出して、そこのまとまりを深めさせていきます。
(意味調べ:はばかる・めぐみ・こときれる)
【発問1】二メートルもある大物をしとめても、父はなぜじまんしないのですか。
(回答例)魚がとれるのも、海のめぐみだと考えていたから。
【発問2】不漁の日が十日間続いても、父が少しも変わらないのはなぜですか。
(回答例)魚がとれるのもとれないのも、海のめぐみと考えていたから。
【発問3】クエ(瀬の主)をとることに、なぜ父はこだわったのですか。
魚がとれてもとれなくても平然としていた父が、なぜクエ(瀬の主)をとることにこだわったのでしょうか。ここが矛盾しているのです。
(2010.11.11)