2つの場面の対比(子ども編)

「海のいのち」11頁と16頁(結)の対比をしました。
 私が予測できなかった子どもの対比は、次の7つです。

・太一は生きている。          太一は生きている。(A)
・クエに会っていない          クエに会った
・まだ太一はクエを見ていない。     もう太一はクエを見ている。
・一本づり漁師             もぐり漁師
・レベルの低い漁師           レベルの高い漁師
・母にまごがいない。          母にまごがいる。
・海のいのちは変わらない        海のいのちは全く変わらない

 この中で、綱川くんの対比は、転を考える上で重要です。
「これって、重要なのですが、なぜか分かりますか。」
と、子どもに問いかけましたが、手は挙がりません。
「じゃあ、言わんとこうかな。」
 子どもがその重要性に気付いてないなら、今は言わない方がいいと思いました。研究授業の転探しにとっておいた方がいいからです。
 子どもたちは対比をする上で、そのページの文章に書かれている以外の出来事も使って対比していました。
 全文読みを毎回させてる効果でしょうね。

(2011.11.21)