プレ研究授業を2組でする

 今日は、2組で研究授業の本時をさせていただきました。
 最初に5分音読をさせ、終わったあと、名前を読み上げ、姿勢のよかった子と声のよく出てた子をほめました。
 音読回数を確認すると、多く読んでる子で6回だったので、授業レベルを一段階下げることにしました。
 ノートに書き方を示してから、転だと思うところに鉛筆で線を引かせて持ってこさせました。
「転だと考えられるところは、3つぐらいあります。」
 そう宣言して、○をつけていきました。○の子には、
「そこでいいですから、理由を書きましょう。」
 検討はずれのところに線を引いてる子には、
「そこは検討はずれです。」
と言って、×をつけました。
 ○された箇所は、2つに分かれました。
 12ページ10行目…17人  13ページ2行目…6人
 太一が瀬にもぐり続けて、ほぼ一年が過ぎた。(P.12 L.10)
 追い求めているうちに、不意に夢は実現するものだ。(P.13 L.2)

【12ページ10行目からの理由】
・場面が変わっているから。
・太一が瀬にもぐり続けて一年がたっているから。
・話が変わっているから。
・一年が過ぎているから。
・ふんいきがちがうから。
【13ページ2行目からの理由】
・夢が実現しているから。
・追い求めているクエを見たから。
・不意という言葉があるから。
・クエに会ったから。

 12ページの10行目を選んだ子で多かった理由が1年過ぎてるからです。時の経過を場面の変化ととらえているのです。でもそれは大きな変化ではありません。
 話し合いをした後、正解は2つとも違うことを告げ、もう一度、線を引かせると正解の14ページ10行目に線を引いてくる子が次々出てきました。 話し合いの中で、転の場所を考えなおしたのでしょう。
 なぜ、そこが転なのかを言わせると、太一がクエを殺すのをやめ、太一の気持ちが大きく変わったことを言ってました。
 この理由が、研究授業では、話し合いの場面で出ることを期待しています。

(2011.11.22)