五月と十二月の対比

 隣のクラスで出た対比は、次の通りです。

    五月                    十二月
・春                       ・冬(荒井例示)
・かわせみが来た。                ・やまなしが落ちて来た
・流れてくるのがかばの花びら           ・流れてくるのがやまなし(島田)
・かばの花が流れてきていた。           ・小さなきりの形の水晶や金雲母のか けらが流れてきていた。
・小さい                     ・大きくなった
・かわせみがきたとき、お父さんは、いなかった。  ・やまなしがおちてきたとき、お父さんはいた。
・クラムボンがいた                ・クラムボンがいない
・底の景色(青)                 ・底の景色(緑)
・朝                       ・夜
・弟のカニがひかえめにしゃべっている。      ・弟のカニがえらそうにしゃべってい る。
・魚の話をしていた。               ・魚の話をしなくなった
・日光                      ・月光
・かわせみの事を知らなかった。          ・かわせみの事を知った
・静かじゃなくて                 ・静かになった。
・かわせみが魚を取りにきた。           ・やまなしが落ちてながれていった。
・青白い水の底                  ・月が明るくきれいな底
・弟のしゃべり方はふつうだけど          ・弟のしゃべり方がなまっている
・死んだとか殺されたとかいっている        ・死んだとか殺されたとかいっていな い
・あわの大きさをきそっていない。         ・あわの大きさをきそっている

 5つ書いて、ノートを持ってくるように言ったのですが、なかなか書けない子が多かったので、机間巡視をして、結構、声をかけました。
 また、「あれが出てないな」とかも言い、子どものつぶやきに対して、「そう、それ。」とか声もかけました。
 自分のクラスでは言わないことも、状況に合わせて言わないといけないでしょう。何とか、黒板が埋まるだけ出たのが、よかったです。
 黒板のものから、さらに追加で、私の方で、死と生も書き込みました。
「一番重要な対比はどれか。」では、春と冬、かわせみとやまなし、死と生に分かれていきました。私の出したもの2つに流れていくのも、問題かもしれません。 できれば、絶望と希望、恐怖と安心という対比も出てほしいのですが、子どもからは出ないかもしれません。

(2011.2.22)