評論文を書き始める前に

 やまなしの評論文を書かせる前に、次の話をしました。
「大学では、卒業論文というものを書きます。」
「原稿用紙で何枚ぐらい書くと思いますか。」
 挙手した子を当てると、
「五枚。」と言いました。
「五枚より多いと思う人?」
というように、より多いのを聞いていくと、150枚まで出ました。
「そう100~150枚ぐらい書きます。ちなみに先生は、300枚書きました。」
 この後、やまなしの評論文の話をしました。そして、
「10枚書けたら合格です。」と伝えたのです。
「えっ、書けない。」との声が当然あがりました。
 でもノートを配り、プロットをノートに書かせながら、それぞれの項目でどんなことを書くのかを言っていくうちに、何とか書けるかも、という思いも抱いてきたようです。
 子どもにとっての一番の刺激は、2枚目の原稿用紙を誰かが取りに行くことです。明日は、黒板に、1枚目~10枚目までを書き、そこに名札を貼らせていこうと思っています。

(2011.3.3)