評論文の交流

「やまなし」の評論文を書かせてはみたものの、その評論文を私が読んでコメントする時間が足りません。
 そこでというわけではないが、評論文の感想を子どもたち同士でさせました。
 まずは、各列に評論文を配ります。
 子どもたちは、その評論文を読み、B6大の感想文用紙に感想を書くのです。
 感想が書けたら、その評論文と感想文用紙を私の所へ持ってきます。
 そこで、また別の子の評論文を受け取り、再び感想を書くわけです。
 感想を書くのに時間がかかると、回転率が悪くなります。
 なるべく、多くの子の目に、それぞれの評論文が読まれるようにしたいのです。
 お互いの評論文を読み合う、この方法は、いろいろな利点がありそうです。

①他者意識を持てる。(自分のが友だちに読まれることで高まる。)
②他の子のうまいところを自分のものにできる。
③原稿用紙の枚数が少ないものほど、多くの子に見てもらえる。(逆転現象)

 あとで、誰に何枚の感想文用紙が書かれたか調べてみると、多い子で7枚でした。原稿用紙3枚しか書いてない評論文だったので、すぐ読めたからでしょう。
 一方、原稿用紙30枚の評論文への感想文用紙は1枚だけでした。
 読むだけで時間がかかってしまうからでしょう。

(2011.3.16)