二学期始業式の日

 9月1日始業式。今日一日、いろんなことをやったなぁ、と実感する。
 運動場での始業式、今日は日ざしがきつくて、暑かった。「子ども達は暑いのによくがんばってるなぁ」と思えてしまった。何しろ、自分が夏休みあけで、「しんどいなぁ」と思っていたからだ。(思っていても顔はニコニコ、身体はシャキシャキ。何しろ、これは仕事なんだ。俳優は、いくら悲しくても、笑顔を出すべきときは、スマイルするものである。)
 始業式が終わって、まず花壇へ。雑草とともに花も生い茂っていた。
 まず教室で、始業式でのことをほめた。
「今日の始業式、暑かった人?」
 全員が手をあげる。「日ざしも強かったしね。暑いのによくがんばりましたね。」 でも、4人の子を立たせて、横を向いたり、前の人にちょっかいをかけていたことを指摘した。「今度から気をつけられるのなら、すわりなさい。」
「夏休み前に、3つの色の車にお世話にならないように言いましたね。」
 そのことを今日の始業式の時、思い出したのである。
「赤は、何でしたか?」
「消防車。」
「そうですね。消防車にお世話になった人?」
 こうして、救急車とパトカーも聞いた。誰一人手をあげなかったので、ほっとした次第である。(「お世話になりそうになった」というのは、あった。階段から落ちたけど、母親に受け止められて大丈夫だった、という話だ。)
 そのあと、学級通信を読んだ。
 内容は、2学期にある行事。次に、転出した子、転入する子の話、からめて、別れと出会いの話、私が10月20日でおわることの話など、である。
「席替えをします。」
 歓声がおこった。
「喜ぶのはまだ早いです。9月は、先生がみんなの席をきめます。でも、10月は君たちが決めたいやり方にします。」と、宣言した。
 そして、発表……席を決めた用紙を忘れてしまった。
 その次、夏休みの作品をもって、夏休みの出来事を1分で紹介するのをやった。今日は、希望者だけである。
 ほとんどの子が、前半:夏休みの作品の説明、後半:夏休みの出来事、について話してくれた。途中、私が「夏休みどこか行ったの?」とか「何で行ったの?」とか質問した。そういう中で、私は小さく切った色画用紙に、子どもの作った夏休みの作品のコメントを書いていった。
 書いたコメントの最後に、私の顔のスタンプ(通称:スタクラ)を押して、その紙をその子に渡した。珍しいので、喜んでいた。
「夏休みの出来事」紹介の途中に、転入生の子がやってきた。
 その子が廊下から教室に入る前に、クラスのみんなに言った。
「入ってきたら、どうするかわかってるよね。」
 当然、拍手が起こった。
 名前を紹介して、席へ。(「自己紹介できる?」って聞いたら、首をふっていたから。)
 1分間「夏休みの出来事」紹介も、希望者がいなくなったので、連絡帳を書かせた。宿題は早速1枚。
「ふつうは、出さんのとちがう」という子もいたが、「出さんことはないで」と押し切った。
 全員が連絡帳を私に見せにき終わったら、下校である。(早く連絡帳が終わった子は、宿題をするのだ。)
 その後は、職員連絡会・校務分掌部会などがあり、昼食をとりにいく。
 その帰りに、近くの図書館で30冊ほど、借りてくる。(10分間読書用)
 学校に帰って、教科書関係の仕事をしたあと、宿題を見る。
 3時50分頃、学校を出る。そして、なんばへ。
 今日は、テープナビ搭載のビデオを買いに行ったのだ。
 約2万5千円で買えた。
 ビデオの詳しい紹介は、いずれまた。

(1998.9.1)