全体への問い、個への問い

 計算問題が9問ありました。
 1問目は、一緒に解いていきます。(624-62)
 今までは、『最初に何しますか?』と、列の先頭から聞いていました。
 しかし、今日は、全体に
『最初に何をするんだ?』と、聞いていきました。
(昨日、久しぶりに、向山洋一先生のわり算CDを聞いてみました。すると、全体に、次何をするかを問う指示があったのです。)
「4-2!」
『4-2はいくつだ。その下に書いてごらん。』(全体へ指示)その下というのは、筆算の線の下ということです。
『○○さん、何って書いた?』(個に問う。)
「2と書きました。」
『2と書いた人?』
「はーい!」の声とともに、バッと手があがります。
『その通り、賢い!』
『次、何するんだ。』(全体に問う。)
「2-6。」
『2-6は、できますか?できませんか?』(全体へ問う。)
『できると思う人?』1,2人、手があがります。
『できないと思う人?』ほとんどの子が手をあげます。
『そう、これはできないんだな。』
『できないから、どっかから借りてくるんだな。借りてくるところに、斜め線を引きなさい。』(全体への指示)
『○○さん、どこに線を引きましたか?』
「6。」
『百の位の6に線を引いた人?』これも多数、手があがります。
『その通り。よくやり方覚えてる。』
『線を引いた6の上に何か書くんだったな、何書くんだ。書いてごらん。』
『○○さん、何を書いた。』
「5です。」
『5と書いた人。』多数、挙手。
『そう、5だな。○○さんは、ちゃんと「~です」と「です」をつけてるから、えらい!』
こんな風に、全体へ問い、個に聞く、というやり方は、とてもテンポがよくていい。教室も盛り上がる感じになります。
 全体→個→全体、というくり返しが、いいようです。

(1999.9.9)