4m+2?の授業での反省

 2学期の算数開きの授業として、向山先生の「4+2…」の授業をしました。
 TOSSランド№1123059の若林直美先生のHPを見ると、すぐ追試できます。
 今回は、授業をやってみての反省点を中心に書いていきます。

『夏休み目覚まし算数問題です。ノートの新しいページを開きなさい。』
『日付を書きます。』
『第1問 できたらできました、と言いましょう。』

板書 ①4+2

 すぐに「できました」という声。
『みんなで言ってみましょう。』
「4+2=6です。」
『さすがです。次は、難しいですよ。1行開けて、』

板書 ②4m+2m

 一人の子を指名しました。
「4m+2m=6mです。」
『6mと書いた人?はい、○をつけましょう。』
『次、出来たら、ノートを持ってきてもらいます。1行開けていなかったら、書 き直しですよ。』

板書 ③4m+2

「えっ!」と声が挙がるものの、子ども達は次々とノートを持ってきます。
 いろんな答えが出ます。
「6m」「6」「4mと2」「402m」などなど。
 まず全員が×になりました。
 それからさらに持ってこさせると、「できない」と書いてきました。
『○○くんが、正解1号です。』
 その後、3,4人と正解者が出ました。
 さて、ここで私が反省しないといけない点は次のことです。

1 ノートの新しいページを開いてない子に、書き直しを命じなかった。
2 ×をつけられたものの答えだけ書き直したのを黙認した。

 算数のノートを丁寧に書かせようと、思ったら、ここで手を抜いてはいけないのです。
 列を作らせず、パッパッと見るということばかり意識が回っていて、丁寧さ屁の詰めが甘いのです。
『まちがえた答えは残しておくと、1学期に言ってたでしょ。』
と、並んでる子にも聞こえるように言って、
『まちがえた答えを消した人は、もう一度書いて、別のところに式を書きなさい。』とでも言えばよかったのです。
 ノートの新しいページを使ってないことを許すということは、教師の指示に従わなくてもいいということを黙認してるようなものです。
 言ったことは必ず、守らせる。
 詳しく見れば、ノートの罫線を無視して書いている子もいました。
 この時間は3時間目の途中で、4時間目はプール。そして、3時間目の内に作品展の鑑賞にも行かせなくてはいけなかったのです。
 そういう焦りがまねいた結果とも言えます。
 さて、「4m+2=できない」という答えであることを教えてから、⑪までの問題を一気に板書しました。

板書 ⑤4℃+2℃  ⑥4-2  ⑦4-2m  ⑧4×2
   ⑨4m×2  ⑩4÷2  ⑪4m÷2  ⑫4m÷2m

『6番まで出来たら、持ってきなさい。』
 6番を持ってくる子がいなくなった時点で、
『最後まで出来たら、持ってきなさい。』
 ⑫もなかなかできないようでした。
 列がとぎれたところで、列指名で答え合わせをしました。

答え ⑤4℃+2℃=6℃ ⑥4-2=2 ⑦4-2m=できない
   ⑧4×2=8 ⑨4m×2=8m ⑩4÷2=2 ⑪4m÷2=2m
   ⑫4m÷2m=2(4mのリボンを2mずつ取ったら2つ取れますね。)

『次の問題ができた人から、講堂へ行きます。』

板書 ⑬4m×2m

 これも全員が×。「できない」や8m・8mm・8など。
 それでも、一度正解が出ると、次々正解します。最後の方は、長方形を書き、4mと2mを書き込みヒントしました。
 授業としては盛り上がっていましたね。

(2001.9.4)