「面倒くさい」「邪魔くさい」というマイナスの言葉があります。
そんな言葉を子どもから聞いたことはないですか。
とても嫌な言葉です。
この言葉に、スマートに切り返す語りがあります。
松藤司氏が『教室ツーウェイ2004年10月号』で、次のような語りを書いています。(「学習の基本が理解できない親」P.30)
「勉強は邪魔くさいものです。この邪魔くさいことが自然にできるようになったら勉強もできるようになります。
慣れるまで少し時間がかかるけど、勉強もできるようになるから楽しみにしておきましょう。」
見事な語りです。
「邪魔くさい」というマイナスの言葉を「楽しみに」という前向きな方向に変えています。
えんぴつを使うこと、ミニ定規を使うこと、発表する時はノートを持って話すこと、そんな基本的な全ての指導に通じる語りです。
こういう語りをしっかりと、覚えておきたいものです。
(2004.9.15)