手と心で読む・導入

 4年国語光村上、大島健甫の「手と心で読む」の導入をしました。
 まずは、新しいページに、2行の大きさでタイトルを書かせました。
 その後、「と心」を隠して、「手で読む」と読ませました。
「手で読むとは、どういうことでしょうか。」
 1列指名して、言わせていきます。ほとんどの子が分からないと答える中、「点字を手で読む」というのが出されました。子どもには言わなかったのですが、点字なら指で読むじゃないでしょうか。「指と心で読む」というタイトルでもいいのでしょうが、「手」の方がとっつきやすいから、そうしたのかもしれません。
 次に、「手と」を隠して、「心で読む」と読ませました。
「心で読むとは、どういうことでしょうか。」
 出てきたのは、「声に出さないで読む」というような意見です。黙読です。
「実際はどういう意味なのか、本文を読んでみましょう。」
 この後、私が範読し、
「作者は何が言いたいのでしょう。感想を書きなさい。」
と指示して、感想を書かせ、できた子から発表させていきました。
 作者が言いたいことを書いてない子には書き足すように言い、書き終わった子には、ページの開いているところに話に関係ある絵を描かせました。

(2008.9.17)