山田式読書感想文指導をしています。
数時間かけて、やっと3色の原稿用紙を書き終えた子が出てきました。
それを白の原稿用紙に、構成し直して書くのが、難しいようです。
簡単な構成の仕方は、
「この本を読んで、私が思ったことは、~~~です。私にも似たような体験があります。それは、………。この本で、私は~~だなと考えました。」
心に残ったことを書き、それに似た自分の体験を書き、最後に自分の考えを書く、というわけです。
構成を変えようと思えば、まずは自分の考え(結論)を書き、自分の体験もしくは、心に残ったところを書き、再び、自分の考えで締める、という方法もあります。
構成は難しいけれど、いきなり読書感想文を書かせると、ほとんどがあらすじ紹介になってしまいます。
心に残ったところを書き出すことをきっかけに、自分の中にある体験を見つけ出し、考えることで、最終的に本の内容と自分をつなげていくわけです。
読書感想文は書評とは違うのですから、自分といかにからめて書けるかが大切になってくるのです。
(2009.9.10)