5年の分数で、次の問題がある。
4 7,12をいろいろな分数で表しましょう。
いろいろな、ということは、答えは数種類あることになる。
7なら、7/1(7分の1)は、思いつく。でも、それ以外の分数が思いつけるだろうか。
正解は、14/2や21/3や49/7となる。
この問題の前に、教科書には、次のような例題が載っている。
3=3÷1=3/1 3=6÷2=6/2 3=9÷3=9/3
この例を示されても、5年生の子どもの概念では、理解しづらいようだ。
多くの子が4の問題に苦戦した。
7ならば、7の段の九九を思い出せば、14÷2や35÷5が出るだろう。
それが12になれば、24÷2や36÷3は、思いつける方が不思議というもの。
これは、問題自体がレベルを超えているし、今の段階で学ぶべきことでもないように思える。
授業する前に、この問題の難しさに気づけなかったことに、自分自身反省しなければいけないのだが。
(言い訳すれば、次の5の問題の大変さに目を奪われてたからなのだが。その話は後日に。)
(2009.9.20)