2学期最初の学級通信で、『七つの習慣』の「刃を研ぐ」ことを紹介しました。
刃のかけたノコギリで木を伐ることに忙しく、刃を研がない木こりの話です。
その後、私の体験も話しました。
「パソコンのキーボードを先生は見ないで打てます。
そのために、毎日毎日、指1本ずつ早く打てるように練習しました。
3週間ぐらいで、見ないで早く打てるようになりました。
この練習をしない人は、キーボードを見ながら時間をかけて打ちます。
でもたった3週間練習した先生は、一生、早く打てるのです。
どちらが得だと思いますか。」
パソコンを使っているのに、ブラインドタッチを覚えてない先生は多くいます。覚えた方がいいのは分かっているけれど、「今は忙しくて練習してる暇がない」というような理由を言われます。要するに、これは刃のかけたノコギリで木を伐っている木こりと同じなのです。
遠回りのようでも、自分自身を成長させるための努力をすることが、結局は早道なのです。その努力は、早い内にやっていればいるほど、一生得なのです。
木を伐り続けることは、毎日の実践に追われてることと似ています。
ふと立ち止まり、自分の刃を研ぐ時間を作り出すべきなのです。
(2010.9.2)