iPadで何ができるか

 10日(金)午後6時から、iPad特別例会が西区民センターであります。(関西のTOSSサークル主催です。許鍾萬先生の呼びかけです。)1日迷って、参加希望を出しました。
 ところで参加者は、『iPad で何ができるか、やりたいか』という題のレポートを持って行かなければなりません。
これは、学校教育として、何ができるか、やりたいか、ということでしょう。

【児童全員がiPadを持っている場合】
①教師が見せたい文書・資料・画像等を児童用のiPadに送り、閲覧させる。
(例1)児童各自が作製したまとめ、例えば歴史新聞などをスキャナで読み取り、PDFファイルにし、児童のiPadに転送する。細かい字であっても、指で拡大してみることができる。
(例2)読ませたいお話をPDFファイルにして転送。全員分の印刷をすれば、膨大な量になる長編などに最適。
②社会で学習している場所の地図をマップで確認する。
(無線LANが使える状態であることが前提となる。)

 ただ現実問題として、児童全員にiPadを持たせることが可能になるかどうかは、難しいです。ただ、学校でiPadを40台購入し、授業で借りたいクラスが借りるという方法は可能かもしれません。また、視覚に障害があり、小さな文字では教科書や資料を読めない子には、指先でいつでも拡大できるiPadは有効だと思う。
 iPadはフラッシュ非対応なので、かけ算ファイターさがのような答えをタッチするものが使えない。今後、iPadでも問題の答えをタッチすることができるようなものが作れれば、いいだろう。

【個別対応的な使い方】
①使えそうなアプリを使う。
(例1)「筆談パット」教師と子どもが向かい合って使える。子どもに漢字を指書きさせ、その漢字があってるか対面しながら確認できる。教師が式を書き、その答えだけを書かせることもできる。
【教師が教育の仕事に役立てる方法】
①写真の画像をiPadに取り込み、拡大して見る。
(例1)子どもたちの意見が書かれた黒板を写真で撮り、その画像をiPadに入 れる。iPadを横に置きながら、パソコンで画像を指で拡大しつつ見ていく。と ても子どもの意見が見やすい。
②明治図書の教育雑誌の電子辞書を購入しておけば、明治図書の記事検索で、何号の雑誌に載っているかすぐに検索できる。持ち運べる本棚ができ上がる。

(2010.9.7)