教育実習生の授業について

 教育実習生の公開授業がありました。
「小数のわり算」の導入をされました。考え方を扱う難しいところです。
 授業後の検討会で、次のような話を私はしました。

【内容面について】
①考え方で、筆算は使わせない。(知ってる子がやっているだけ。)
②92÷2.3の計算を920÷23の計算にするのは、わり算のきまりというより、2.3mが92円のリボンは、23mだと920円になるということ。その考え方を押さえるべき。
③考え方で長い時間をとると、できない子は苦痛。教科書に載ってる考え方をサッと見せた方がいい。
【指導面について】
④小数点は「.」であって、「、」ではない。
⑤作業指示を明確に出さないと子どもの動きがにぶる。「この答え、分かる人?」で終わるのではなく、「この答え、分かる人は、手をあげます。」と言う。
⑥前で発表する子と対面しながらも、全体の目配りを忘れないようにする。

 この後、みんなで問題文を音読させたことや、授業を3分前に終わったことがいい、とほめました。

(2010.9.29)