「いま始まる新しいいま」の第4連で作者が一番言いたい文はどれかを話し合わせました。
「新しいいのちを生きよう」を選んだ子が10人。
「いま始まる新しいいま」を選んだ子が17人。
仮に、上をA、下をBとします。
Bを選ぶ子が多いだろうなと予想はしてました。なぜなら、題名が「いま始まる新しいいま」だからです。簡単な理由にすぐ飛びついてしまうわけです。
Aを選んだ子は、Aが意見の文であるから、という主張をしました。私がこれまで、各連で作者が言いたい文は事実ではなく、意見であるということを教えてきたからです。
A、Bともお互い意見を言うのですが、反対意見は出ませんでした。
私の方で、Aが正しいことを理由をつけて話しました。
「題名の「いま始まる新しいいま」は、省略されてます。この後に、どんな言葉が続くかといえば、「新しいいのちを生きよう」です。最後の2文は倒置法になってるのです。」
Bはどちらかといえば、事実です。事実+意見で詩を構成しているわけです。
(2011.9.7)