それは事実なのか

「江戸時代に暮らすとしたら、武士・農民・町人、どの身分になりたいか。」
 上記の問いに対する発表に対して、質問をさせました。
 意見を学級通信に載せていたので、質問はしやすかったようです。

・田畑を持っているから、よっぽどの事がないかぎり、ごはんを食べれるし、生きていけるから。
「よっぽどの事って、何ですか。」
・休みたいときに休めるし、けっこうもうかる。
「どうやって、もうけるんですか。」

 質問がもう出なくなったところで、
「みんなから出てないタイプの質問を先生はします。」
「休みたいときに休めるというのは、本当なんですか。」
 その意見が、自分の考えなのか、それとも事実なのかを聞いたのです。
 それが事実なら、どこにどう書いてあるのかを言えなくてはいけません。
 この後、全員を立たせて、町人がもうかったということが、教科書のどこに書いてあるかを探させました。
(見つけた子から持ってこさせました。)
 社会では、教科書や資料集に書いてあることを根拠として、自分の意見が言えるようにならなければならないのです。
(それでも第一段階なのですが。)

(2011.9.29)