うまくいってる時こそ

 今、コンビニやガソリンスタンドが、あいついで、店を閉めている。
「ガソリンスタンドの競争は、激しいよ。」
と、一般の企業に勤めている友だちが言っていた。
 この競争だが、店が落ち目になってからでは遅い。
 むしろ、店がまだ人気のある時こそ、サービスを高めなくてはいけない。
 なぜなら、落ち目の店では、お客が少ない。その少ないお客に、たくさんのサービスをしたところで、それほど新しい客は増えない。
 しかし、人気のある店で、サービスが向上したとなればどうだろう。
 その店の固定客も多いから、たくさんの新しい客を連れてきてくれるのである。
 これは、学級にもあてはめることができると思う。
 クラスがちょっと崩れだしてから、面白いことを始めても、なんとか元の状態に立て直すだけである。かえって、面白いことに対しての反発が出てきたりもする。逆効果にもなりかねない。(ただし、何もしないのがいいわけでもない。) それよりも、クラスが落ち着いてる時にこそ、面白いことを始めるのがよい。
 そうすると、その教師がうちだした面白いことによって、クラスが一段アップするのだから、子どもにも好評を博すのである。
「うまくいってる時こそ、勝負!」なのだ。

(1998.8.14)