法則化セミナーでの石黒修氏の模擬授業で、私は次のようなメモをとりました。
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1.目と目の間から煙が出る速さで!! 立ってすわる。
2.3つに分かれる。=をひく
3.2の段落を指名なし朗読 次よむ人は、そっと立ってまつ! リーチ読み
4. さいごの文で、「よんでない人、起立」
5.「心のふるさと」見つけ、線をひく!
6. 心のふるさとは失ったのですか
わかるところはどこですか?
7.心のふるさとをとりもどすのは、どこですか?
↓
教師へ。 板書。
「名前をかくまでが、責任」
8.その理由を書く!!
9.「何ページのどこどこにを根拠というんですね。
理由は、なになにだからと書くんですよ。」
10.自分の理由が書けた人は、他の人のの反対理由を
書くといいですね。
扱われた教材文は、光村の『国語4上』の「手と心で読む」。急に目が悪くなった作者が、母の勧めで点字を習い始めたことをつづっています。
30分の模擬授業の流れは、とてもシンプルでわかりやすい。自分でも追試できそうに思えました。
今回の大きな収穫は、指名なし朗読の「リーチ読む」という方法を目の当たりにしたことです。
一人の人が読んでる間に、次を読もうと思う人は立って待つのです。その時、二人以上たったら、ゆずり合って、一人が残るわけです。
この「リーチ読み」は、音読が途切れないところがいい。
最後の一文を読んでない人全員で読ませたところも、使えると思いました。
「名前を書くまでが責任。」
「何ページのどこどこにを根拠というんですね。」
というような言葉が、さりげなく出るところが、うまいです。
「自分の理由が書けた人は、他の人のの反対理由を書くといいですね。」
というのは、空白禁止の原則を守っている、ということでしょう。
シンプルな授業というのは、その中に、さまざまな教育技術がちりばめられているようですね。
(1999.8.21)