紙か金属か(授業の導入)

「あるものを実際にさわってもらいます。紙でできたものと、金属でできたも  の、どっちがいいですか。」
 6年社会「貴族が日本風の文化を生み出す」の導入です。
 手を挙げさせると、予想通り、金属の方に、多く手が挙がりました。
 そこで、2人に1枚ずつ、十円玉を配りました。
「十円玉の建物は、何という名の建物ですか。」
「平等院。」
「100点満点中50点。」
「平等院鳳凰堂。」
「100点。正解です。」
 板書:十円玉…平等院鳳凰堂
 鳳凰のところは、大きく書いた字も見せました。
「平等院鳳凰堂は世界遺産です。外国の人に、十円玉に載ってる建物は何?って 聞かれたら、日本人として、ちゃんと答えられないといけないよ。」
この後、平等院を建てたのが誰かを聞く前に、法隆寺や大仏を誰が建てさせたかを確認しました。聖徳太子も聖武天皇も、2人とも天皇家です。
 でも平等院は貴族の藤原氏が建てたのです。そこに授業のポイントがあります。

(2007.5.10)