昨日、次の本を読み終えました。(夏休み3冊目。目標20冊。)
渡部昇一『かくて歴史は始まる~逆説の国・日本の文明が地球を包む~』クレスト社
348ページもある本ですが、心地よく読めました。
というのも、日本のすごいところ・素晴らしいところが、日本史・世界史を通して語られているからです。
例えば、「有色人種として、伝来してきた鉄砲を積極的に取り入れ、さらに改良したのは、日本人だけだった」とか、「日露戦争で、日本がロシアを破ったことは、有色人種が白人に勝った歴史的出来事である」とか。
渡部氏の論調でいけば、日本という国がなければ、世界の歴史は、いまだ白人中心の社会で、多くの国が植民地にされている、ということになります。
考えてみると、日本という国は、アメリカに原爆を落とされ、全面降伏したのです。ということは、戦後の歴史は、アメリカにとって都合のいい方向で、思想統制されているわけです。
2学期の社会、この本に影響を受けたものになりそうです。
(2001.8.7)