簡単じゃ

 中谷彰宏『子供は、ガンコな親を求めている』(TBSブリタニカ)より。

 野球を始めたころ、「ホームランが打てるように、バットのスイングの仕方を教えてほしい」ち父親に相談しました。
 父親の一言目は「簡単じゃ」でした。
(中略:荒井)
「簡単じゃ」の後、父親は「こうして、こうして、こうやればええだけや」と、箇条書き3つで教えてくれます。
 物事を教えるときに、「簡単じゃ。1、こうして、2、こうして、3、こうして」と3カ条で言うと、聞いた側は理解しやすいのです。
 3カ条に整理して教えられる人は達人です。
 3カ条に整理できない人は、その物事の本質を理解できていません。
「簡単じゃ」とまず言って、3カ条に整理する。
 さらに、いちばん最後に「これだけ気をつけたらええねん」と注意を1点加えることです。

 このやり方を真似してみました。(つづく)

(2002.8.3)

 子どものメールに、次のような質問がありました。
 先生どうしたら勉強が楽しくなるんですか?
 この質問に、中谷彰宏氏の父親のように、答えてみました。

勉強を楽しくするのは、簡単です。
①まずは、自分にとって、楽しい勉強をする。
②楽しくない勉強は、楽しい勉強の合間にする。
③楽しくない勉強も、その内できるようになれば、楽しい所が見つかる。
☆楽しくなくても自分のため人のためにやらないといけない勉強だって、あるからね。

 突っ込まれたら、おかしい部分もあります。でも、こんな形で答えてみると、ずいぶん楽観的になれます。
 もしかしたら、どんな問題でも、「簡単じゃ」と対策を考えることができるかもしれません。
 これから、いろんな難題に、まずは「簡単」といい。それから、3つの対策と一つの注意事項を考えてみようと、思います。

(2002.8.4)