中原先生の家で、清水義範の『日本語必笑講座』(講談社)を読みました。
その中に、読書感想文について書かれたところがあったのです。
「読書感想文を書かせるということは、子どもに書評を書かせることと同じ」だと清水氏は言います。(私もそう思います。子どもに原稿料あげなくちゃ。)
「どうしても内容紹介になってしまう」のが読書感想文です。何しろ、感想文を読む子や先生は、その本を読んでいないのですから。
そこで、「どこに感動したのかをわからせるため、最小限、本の内容を紹介する」ことが大切になってくるそうです。
そして「感想がつまらなければ、感想文もつまらなくなる」のです。
裏技① もしぼくがこの主人公だったら…。
裏技② そこまで読んでぼくは、変だな、と思いました。…でも…。
裏技①は自分に置き換えます。自分の体験を紹介するのは、ここに入るかもしれません。
裏技②は内容に反論しつつ、最後には、その内容を肯定的に認めるのです。
こういう書かせ方をやってみたいものです。
(2003.8.9)