異国の地に渡って活躍した日本人

「異国の地に渡り活躍した日本人」という方向で、阿倍仲麻呂を取り上げてみることにします。
 唐の時代の中国では、世界の中心は中国であるという中華思想がありました。日本は、東にある野蛮な国だから、「東夷」と呼ばれていたぐらいです。(昔の日本が、アイヌ族を蝦夷と呼んだのと同じです。)
 阿倍仲麻呂は、唐の国の人から見れば、野蛮な国から来た人、ということになります。
 そういう人たちに国で、仲麻呂は大活躍しました。
 なぜでしょうか。
 そこに、人間としての生き方の原理原則があるのです。
 まずは「①実力」があったからでしょう。
 他の国の試験に合格できる、ということがまずすごいです。
「みなさんがどこかの国の試験を受ける時、困ることがあります。どんなことで すか。」
という問いを出せば、「試験問題が読めない」という答えが出てくるでしょう。 わざわざ試験を日本語に訳して出してはくれません。
 異国の言語に通じていなければ、試験も受けられないのです。

(2003.8.16)