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登山道から雲ノ平山荘を見上げる | |||||
(2008・8・7〜11) |
8月6日、夜行バス「さわやか信州号」で出発し、翌朝5:30に有峰口に着いた。 1日目 有峰口でバスを待っていたら薬師岳へ行く夫婦とタクシーに相乗りすることができたので、折立へは予定よりもずっと早く着いた。 樹林の中を歩き出して、三角点で展望がひらけるといちばん奥に薬師岳が見えた。 5年ぶりの再会である。(前回の山行はこちら) それからよく整備された登山道を行き、太郎平小屋に到着。ここで昼食にした。 ここから薬師沢方面へと進んでどんどん下り、沢まで来た。 冷たい沢の水に手をつけてひと休みし、それから小さな鉄板の橋を4回渡った。 さらに山を巻くように歩き、崖を下ったところに薬師沢小屋があった。 ここは薬師沢と黒部川が合流した美しい渓谷だった。 ここで渓流釣りの男性の隣になった。 この小屋は溪谷側に少し傾いていた。 聞くと、崖の下に建っているので山から雪が落ちてくるのだそうだ。 なるほど。 |
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折立から三角点まで来ると展望がひらける | 薬師沢小屋と吊橋 | |||||
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アラスカ庭園 | アルプス庭園(祖母岳山頂) | |||||
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雲ノ平から水晶岳を望む | 秘湯高天原温泉の露天風呂 | |||||
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2日目 朝、黒部川の吊橋を渡ってすぐ急な登りが始まった。 岩は苔むして、濡れて滑りやすいので注意して登る。 急登が終わると木道となり、黒部五郎岳と薬師岳の山頂が左右に見えるようになって、嬉しかった。 雲ノ平には木道が巡らされており、最初の休憩ベンチがアラスカ庭園だった。 ここまで来たら笠ヶ岳が見えて、さらに進むと槍ヶ岳が見えた。 アルプス庭園、奥日本庭園を巡り、雲ノ平山荘の前で休憩した。 そして高天原山荘へむかった。 かたちの美しい水晶岳がだんだん近づいてくる。 高天原峠からは下りとなって、水晶岳のふところへ入っていくようだ。 そんな所にあったのが高天原山荘だった。 早速、高天原温泉へ行くことにした。 登山靴を履いて山荘から30分ほど下ったら、沢沿いの露天風呂に着いた。 混んでいたのでしばらく待ったが、山のいで湯で汗を流し、さっぱりした。 小屋にもどると、また渓流釣りの男性と隣になった。 小屋は中高年というか高年でいっぱいだった。 平日だからだろうか? そうではなくて若い人はテントだと、ガイドらしき人が話していた。 なるほど。 3日目 今日も晴。小屋から岩苔乗越へと歩く。 高山植物が多いので楽しみながら登ることができた。 夏の花に混じってイブキトリカブト、アキノキリンソウ、ミヤマリンドウなど秋の花も咲き始めていた。 山の秋はもうすぐだ。 岩苔乗越からは黒部源流へと下る。 まだ雪渓の残る沢は水量も多いようだ。 立ち止まっては飲んだり、手や顔を洗ったり、バンダナを濡らしたりして涼んだ。 それから登りになって、三俣山荘に着き、小屋の前で昼食にした。 あやしい黒雲が出てきて、雷鳴とともにポツポツときた。 急な天候の変化だった。大粒の雹まで降ってきた。 山荘の2階の展望食堂(槍ヶ岳が展望できる)に入ってケーキセットを注文して雨宿り&ティータイム。 食堂がいっぱいになってきたので私達は小屋の軒下へ移動した。 そしたらそこでまたまた渓流釣りの男性と一緒になった。 小雨になってきたので少しづつ出発して行きだして、黒部五郎小舎への巻き道へむかう人の列ができた。 すぐに雨は止んで、晴天が戻ってきた。 黒部五郎小舎でまたまたまた渓流釣りの男性と一緒になった。 登山歴30年のベテランで、明日は折立まで下るのだそうだ。 私達は途中でもう1泊する予定だ。 |
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三俣山荘展望食堂のケーキセット | いっぱいになってきた展望食堂の中 | |||||
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三俣山荘で雨宿りする登山者 | 三俣山荘前の飲料販売(蛇口が雷鳥になっている) | |||||
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黒部五郎小舎の自慢の夕食 | 黒部五郎小舎の弁当は山小屋としては豪華 | |||||
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4日目 天気は晴。 4年ぶりに再び黒部五郎岳の山頂に立った。(前回の山行はこちら) 展望はもちろんすばらしかった。 これから下る北ノ俣岳の方を見て、いつかここを縦走したいと言っていた ![]() 小さなアップダウンを繰り返す尾根歩きが続いたが、北ノ俣岳は遠かった。 展望は、ガスがたちこめたり晴れたりしていた。 北ノ俣岳に着いて休憩したら、あとは太郎平小屋を目指すのみ。 ほっとすると共に、去りがたくもあった。 太郎山の近くの高山植物の平原で、ライチョウの母子を見つけた。 首をのばして花をついばむ子ライチョウのしぐさが可愛らしかった。 太郎平小屋に着いて、夕食は前の広場で自炊することにした。 牛丼、中華丼、リゾットとラーメンを合体させたそばめしというメニューで乾杯した。山食はなぜか間違いなく美味しい。 早い夕食を終えたらやがて夕日が沈む時になって、広場にはまた人が集まってきた。 |
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太郎平小屋広場で最後の夕食は自炊にした | 太郎平小屋からの夕景 | |||||
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5日目 朝、小屋で山岳女子マラソンのランナーがチェックを受けて通過した。 間瀬さんという第一人者だそうだ。彼女を見送った後、下山にかかった。 9:50に折立に着いて、12:30発の富山行きのバスを待っていたらまたまたジャンボタクシーの相乗りというチャンスがやってきた。 料金はバスと同じ3400円で、時間はバスだと2時間、タクシーで1時間ちょっとだと言う。もちろん乗った。 JR富山からは特急サンダーバードで大阪にもどってきた。 |
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1日目 折立(6:50)→三角点(8:40)→太郎平小屋(11:45)→薬師沢小屋(14:30) 2日目 薬師沢小屋(6:10)→稜線(8:20)→祖母岳(10:10)→雲ノ平山荘(10:50)→高天原山荘(14:20) 3日目 高天原山荘(5:40)→岩苔乗越(8:40)→(10:50)三俣山荘(13:00)→黒部五郎小舎(15:40) 4日目 黒部五郎小舎(5:35)→黒部五郎岳(8:15)→赤木岳(11:40)→北ノ俣岳(12:30)→太郎平小屋(14:40) 5日目 太郎平小屋(6:10)→三角点(8:30)→折立(9:50) |
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